【書評】「伝わっているか?」ブログ・EC運営初心者の文章作成にも役立つ5つのこと

【書評】「伝わっているか?」ブログ・EC運営初心者の文章作成にも役立つ5つのこと

駆け出しECコンサルタントのアルパカ(@alpacablog)です。

キャッチコピーの本「伝わっているか?」を読みました。
教科書的ではなく物語仕立てで面白い、だけど本質はきっちりと伝えられている本書は、キャッチコピーに興味がある方はもちろん、興味がない方にもオススメ。
とくに、ブログ・EC運営初心者の文章作成に役立つことがありましたので、5つにまとめて紹介します。

著者について

著者は、伊右衛門、ザ・プレミアムモルツ、プレイステーションなど数々の話題の広告を手掛けた小西利行氏。

小西利行(こにし・としゆき)
コピーライター/クリエイティブ・ディレクター/劇作家/絵本作家
1968年生まれ。京都府出身。大阪大学卒業後、1993年に博報堂に入社。2006年に独立し、現在のPOOL inc.を設立。
伝わる言葉」を中心にCM制作から商品開発やブランド開発、企業コンサルティング、都市開発までを手がける。
これまでに手がけた広告は、500本を超える。主な仕事は日産自動車「モノより思い出」、サントリー「伊右衛門」「ザ・プレミアムモルツ」、プレイステーション、LEXUS、サントリーウエルネス、ロート製薬「SUGAO」、ロぺピクニックなどを手がける。
海外の権威ある広告賞である、CLIO、ニューヨークADC、ONE SHOWなど数々の広告賞を受賞。国内でもTCC賞、ACC賞など受賞歴多数。

どんな内容?

「商品を売りたい」、「うまく伝えたい」、「人に何かをして欲しい」という悩みをもった人たちがスナックに集いイルカが伝え方(キャッチコピー)を教え解決に導くというシュールなストーリー展開。
今まで読んだキャッチコピーの本よりもスラスラと楽しく読むことができました。

「読みやすい本=内容が薄い」ということが往々にありますが「伝わっているか?」は違います。
著者の多くの経験をもとにしたコピーライティングの本質がきちんと書かれています。
小説家の伊坂幸太郎氏も推薦しています。

ブログ・EC運営初心者の文章作成にも役立つ5つのこと

いらない言葉

「いらない言葉」を意識するのは大切なんだ。文章を書く時に「いらない言葉」をなくそうと思うだけで、メキメキと文章が上達する。「いらない言葉」が多いと、面倒に感じて文章を読みたくなくなるし、読んでも、混乱をさせるだけだからな。

SEOとして、キーワードを意識するあまり読みづらい文章になったり、1記事2000文字以上書く!などと意気込んでまとまりのない文章になってしまいがち。
「いらない言葉=書き手・読み手の時間のコスト」意識をもつことが大事。

だけしか

言葉を限定することで、「普通のモノ」を「欲しいモノ」に変えられるぞ。人は「限定」されると、特にいらないモノでも、突如、欲しくなったり、特別な存在に感じたりする。
たとえば、「こだわりのハンバーグ」より「1日10皿限定。こだわりのハンバーグ」
あえて売る数を制限すると、「なかなか食べられないかも・・・」という枯渇感が生まれ、同時に「いま食べなきゃ」という欲求が生まれる。

ネットショップ店長時代、商品名に限定のキャッチコピーを入れたら、売上が10倍以上になりました。
時間や数量の限定はとくに効果的。
ブログのタイトル名に積極的に入れていきましょう。
※もちろん必要以上に多くの記事に入れることは、オススメしません。

選ばれています

「これ、みなさん、選んでます・・・」を使うメソッドだ。みんなに選ばれているモノなら、それを選ぶ方が「安心」だと思えるだろ?その気持ちを応用するんだ。
「当店おすすめのワイン10選」より「ワインおたくの田中さんが選んだワイン10選」の方が、はるかに買ってみたくなるだろ?

「○○博士が認める」などと専門家の権威付けは、コンバージョンのアシストに有効です。
ただし、費用を払って専門家を呼ぶことは難しい。
その場合でも、「店長のおすすめ!」や「スタッフが選んだ!」をキャッチコピーに入れるだけでも売上を伸ばすことができます。

イメチェン!

名前を変えれば、イメージが変わる。そうすれば、愛されるし、喜ばれるし、売れるようになる。モノの良さが伝わりにくい時に、名前を変えることで、同じ意味を、別の良いイメージで伝わるようにする手法だ。つまり、言葉のイメチェン!
たとえば
できちゃった婚→さずかり婚
離婚経験者→バツイチ
「地味」なカラージーンズ→「派手すぎない」カラージーンズ
人でも、モノでも、街でも、うまく伝えれば、いいものに見える。

商品を販売する時や伝える文書を書く上では、どのようにポジティブに伝えるかが大切。
「地味」なカラージーンズを「派手すぎない」カラージーンズに変えることで、派手すぎないカラージーンズを求める潜在層にリーチができる。
新しいニーズ・市場も開拓できる便利メソッドです。

自由禁止・ムリヤリルール

面白いアイデアを発想したいのなら、自由禁止!
自由に考えたら、面白いことは生まれない。自由に考えて面白いことを考えられるのアーティストだけ
ルールがある方が人は、はるかに考えやすいからな。
たとえば、
「面白いことを考えよう」より「10秒で面白いことを考えよう」
「美しい絵を描こう」より「3色だけ使って美しい絵を描こう」

ルールがない時はムリにルールをつくる。
ある程度のルールがある時も、もっと縛り付けるルールを決めてから考える。
たとえば
10文字以内で説明できること。
1万円以内でできること。

自由禁止・ムリヤリルールは内容が近いので一つのこととしてまとめました。
人はルールがないと、どう考えていいかわからなくなるもの。
この記事でも「ブログ初心者の文章作成にも役立つ5つのこと」として絞ることで、伝えやすく、まとめやすく、書きやすくなりました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!